冬になってくると、寒さのために体に力みが入りがちになって、
なんとなく肩がこるとか、腰が痛いという症状が出やすくなってはいませんか?
寒くなくても、私たち現代人は、ストレスや緊張のために体に力みが入りやすくなっています。
ヨガのレッスンの最後に、必ずシャバアーサナ(Corps Pose: 屍のポーズ)というアーサナをやります。
仰向けになり、目を閉じて、全身をリラックスさせるポーズなのですが、このポーズ、実はヨガのアーサナの中でも最も難しいポーズの1つだと言われています。それだけ私たちの身体というのは、力みが入っている状態が普通になっているのですね。
ただ横になっているだけに見えるこのポーズですが、生徒さん一人一人を見ていくとかなり力みが残っていることが多いです。まずは、軽く足を広げて、手の平を上に向けた状態で体の中心から均等に広がるように体の横に置きます。頭のてっぺんからつま先まで、一つ一つ、筋肉を観察しながら緊張を緩めていきます。力みが残っている場所を見つけたら、その部分に大きく息を吸ってあげ、その場所からため息とともに力みをリリースするというイメージを使ってあげると緊張を緩めやすくなると思います。それでも緊張が残る時は、多くが肩回り、腰回りに残っていることが多いです。肩は肩甲骨が自然な形でおりているか、腰は、腰と床の隙間が空きすぎていないかチェックしてみましょう。
最後は、マットに1つ身体が沈み込むように重力に全身を預けていきます。
シャバアーサナは、全身のん筋肉や神経系を休めることで体の機能の回復を齎してくれるだけでなく、精神を穏やかにし、自律神経のバランスを整えてくれると言われています。ヨガの時だけでなく、夜お休みになる時も、この「力を抜く」ということを意識してみると、質の良い眠りへとつながりますよ。
身体の力を入れるより抜いたほうが、自然体を取り戻せるため、本来の実力も発揮しやすくなります。
人生も好転します。いいことづくめですね。
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